|
「活版から写植、DTPへと移り行く時代の流れを見たまま聞いたまま薄れかけた記憶を辿りながら書いて見ました」(「まえがき」より) 友人の編集者、はまボーズ氏が頭の中でグツグツ煮込んだ「脳味噌煮込み饂飩」は冷めないよう愛用の帽子で常に保温されています。奇人・変人と呼ぶに相応しいと思われた同氏ですが、最近は大いなる凡人、円熟の境地の好々爺風になられてきました。久留米では熟した柿のことをブッタン柿と呼ぶそうです。ボテッと熟した様から連想する語感に基づくものかなと思っていたのですが、考えてみると「仏壇柿」かもしれません。してみると円熟期にさしかかった人間はブッタン人(仏壇人)でしょうか。ブッタン人の保温回路が切れないうちに熱々のごった煮風煮込み饂飩を召し上がれ。 エッセイを書く写真家、
通称エセグラファーの川上哲也が、怪しい怪しい路地裏へと分け入っては飲み、分け入ってはボラれ、夢幻の夜を無限に浪費しながら、 酔眼で綴った怪文・奇文。 街で出会ったイヌ、友人の愛犬、想い出の中のイヌたち……
|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |