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【六義園雑記帳】……(2)「六義園の馬と猿」
家族に病を得て、全員揃ってのお正月が無いと決まると、余所のお正月が妙に気になる。
とはいえ他人の家庭の正月行事予定を根ほり葉ほり聞いても詮無いので、『特別名勝六義園』の正月行事を聞いてきた。
『懐かしいお正月を大名庭園で!』と題して、1/2・3の二日間、特別な催し物が開かれるそうだ。
●猿まわし(12:00、14:30)
●南京玉すだれ体験(午後・午前随時)
●初釜(1/2=裏千家、1/3=表千家)
●庭園ガイド(11:30、13:30)
●獅子舞とお囃子(1/3のみ11:30、13:30)
●振る舞い酒(大人のみ(^^;)
●お楽しみ袋(小学生以下のお子さま)
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:30迄)
それにしても、大名庭園で江戸時代『猿まわし』などが行われたことがあるのかしらと可笑しかったので調べてみた。

絵馬の絵柄には馬を引く猿の絵が多いそうだ。昔から馬と猿は仲が良いという言い伝えがあり、馬と人が密接な暮らしをしていた地域では、馬が病気で元気がない時、厩に猿を入れてやると、軽い病気なら治るという伝承があったとも言う。更に室町時代頃までは同じ理由で馬と猿を同じ厩内で飼う習慣もあったらしい。
もっと調べてみると「疵馬温」【ピーマーウェン】(馬の疵を避ける)という言葉が中国にあり、西遊記の孫悟空は「弼馬温」(厩の管理人)という役職に一時就くのだが、この「弼馬温」の読みも【ピーマーウェン】なのだそうだ。ということで、猿が馬の保護者であるという言い伝えは日本・中国・インドに残っているという。
都内の大名庭園では唯一、見事な馬場が残っている六義園だが、猿は馬の病気を防ぐという俗信から、その昔、大名屋敷では厩で猿まわしを舞わせたというから、往時の六義園をしのぶ良い企画なのかもしれない。
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