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【六義園自然観察……5 春のハナイカダ】
予備知識がなくて初めて見ると唖然とする花である。
生まれて初めて六義園内で見た瞬間、我が目を疑ったのだが、なんと葉っぱの真ん中に花が咲いているのである。頭のてっぺんに桜の木が生えるという落語の『あたま山』を思い出す。幸いにも母の散歩につき合っている最中で、山歩きが好きだった母が『ハナイカダ』という名前を記憶していたので、調べてみることができた。

ハナイカダは雌雄異株であり、六義園内で見つけたのは雌だった。雌はこのように一枚の葉に一つの花をつけるが、雄は一枚の葉に複数の花をつけるらしい。花をのせた筏に見立てて『ハナイカダ』の名があるらしいが、だとするとサオを操る人が一人の雌花の方が相応しい気もする。

葉っぱの真ん中からいきなり花が咲くというのは、サクラの古木の幹からいきなり花が一輪咲いていたりすることの奇妙さに似ている。花には花柄(かへい)というものがあって、要するに花の下には花が付くための枝があるのだが、その枝が葉っぱに食い込んで一体化しているため、ハナイカダは葉っぱの真ん中に直接花が咲いているように見えるだけなのである。

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ハナイカダの花びらは通常4枚なのだが3枚のものがあるのにびっくり。一本の木で4弁のものと3弁のものが混在しているのであり(4弁の方が多い)これはちょっと不思議である。
観察日:2004年4月16日
『ハナイカダ』に関する詳しい解説はこちらへ。
佐藤さんの大阪百樹
http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/index.htm
└─ハナイカダへの直リンク
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