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【六義園自然観察……2 キブシ】

六義園内のキブシが美しい。
 
なーんちゃって、実はキブシなんてつい先日まで名前すら知らなかったのである。
しだれ桜の写真を撮りに入園したら掲示板にキブシが見頃だと紹介があるのをみかけ、さらに『さすらい通信』というメールマガジンの読者が六義園内で見かけたスズランのような不思議な姿の木について質問しておられたので、これも何かの縁、咲いた花を見ない手はないと大急ぎで撮影に行く。


onMouseOver

広辞苑第5版には次のように記されている。
き‐ぶし【木五倍子・木付子】
キブシ科の落葉小高木。山地に生ずる。高さ2〜3メートル。春、葉に先立って多数の黄色花を穂状に垂らす。果実を粉とし、付子(ふし)の代用として黒色染料とする。材は杖・柄・楊枝などとする。マメブシ。漢名、通条花。

「付子(ふし)の代用」とはどういうことかというと、
ふし【付子・附子・五倍子】
ヌルデの若芽・若葉などに生じた瘤状の虫(ちゆうえい)。葉軸の翼に集まって生ずる。紡錘形で内部は空洞、皮壁は帯黄褐色の絨毛を被る。タンニン材として薬用・染織用・インク製造用に供する。昔はその粉を女性が歯を黒く染めるのに用いた。生五倍子。

 
で、このキブシ科キブシ属の落葉性低木はなんと雌雄異株なのだそうだ。
インターネットで調べてみると花の色がやや黄色みを帯びている方が雄、花の中で雄しべが発達している方が雄(@_@)などという見分け方もあるらしい。

母にキブシを知っているかと聞いたら、生け花に使うけれど花がポロポロと畳に落ちやすくて始末に悪い、染め物の材料に使うこともあったような気がする、とのことだった。生殖の役目を終えるとポロポロと花が落ちるのが雄であるとも聞いたので、六義園内で撮影中に軽く触れるとポロポロと足元に落ちて、何となく侘びしい。
 
六義園内では三株かたまって咲いているのを確認したので、上記の判別法でセックス・チェックをしたらすべて雄だった。
うーーーん(意味不明に唸る)。

観察日:2004年4月1日