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【今月の栞】
瓦製造業を営んでいた祖父母の家に、食事に欠かせない三種の神器があった。
「ゆかり」と「かつおのしおから」と「金山寺味噌」であり「ゆかり」は自家製した梅干しの紫蘇を乾燥させて粉末にしたものである。
「かつおのしおから」は今清水で食べるなら焼津産のものか田子産のものが手にはいるが、かつては万世町や上町の人たちが自家製しており、祖父は一升瓶を持って買いに行ったという。家庭に冷蔵庫もない時代に常温で保存したわけだから相当に塩辛く、熱い窯とともに働く瓦製造業では「かつおの塩辛を食うと汗が眼に入らない」という言い伝えがあった。
金山寺味噌は中国の径山寺の製法を伝えたのでこの名があるという嘗(なめ)味噌であり、和歌山県有田郡湯浅町の名産とされているが、清水の農家で金山寺を作るのはざらであり、朝市には必ず自家製金山寺が並ぶし、味噌屋や麹屋も必ず自家製金山寺味噌を売っている。かつて清水が指折りの醤油産地だったことも関係あるだろうし、遠い昔に荘園だった頃の清水もまた紀州に縁が深いので、そういう理由で金山寺味噌の手作りが今でも当たり前なのかも知れない。
祖母が作っていた金山寺は砂糖を全く加えない金山寺であり「甘味は大麦麹をたくさん入れたから最初からある」と言っていた。大辞林には「甘みを加えることもある」広辞苑には「熟成後、砂糖や水飴などで調味することがある」とあり、そもそもの金山寺味噌は甘味を添加しないのが本来だと思うのだが、清水で砂糖・水飴無添加の金山寺を買うのは今では難しい。砂糖無添加の金山寺を買える店があったら教えて貰いたい。
写真は清水西久保の『瀧こうじや』。早朝なので開店前だが看板に「味噌・金山寺」と書いてある。母の手作りした味噌の麹はこの店から買っていたような気がする。
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2005年12月01日 木曜日
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2005年12月02日 金曜日
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2005年12月03日 土曜日
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2005年12月04日 日曜日
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2005年12月05日 月曜日
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2005年12月06日 火曜日
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2005年12月07日 水曜日
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2005年12月08日 木曜日
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2005年12月09日 金曜日
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2005年12月10日 土曜日
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2005年12月11日 日曜日
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2005年12月12日 月曜日
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2005年12月15日 木曜日
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2005年12月17日 土曜日
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2005年12月19日 月曜日
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2005年12月20日 火曜日
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2005年12月21日 水曜日
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2005年12月22日 木曜日
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2005年12月23日 金曜日
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2005年12月24日 土曜日
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2005年12月25日 日曜日
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2005年12月27日 火曜日
■【ケアの方舟……18】
向こう岸からの眺め
2005年12月28日 水曜日
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2005年12月30日 金曜日
■年末だから「●ンコ」であそぼ!
2005年12月31日 土曜日
■行く年来る年

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