イワシとイカとハツの煮物

ダンナさん、ダンナさん
後ろで声がした。


社長、社長とは聞いたことがあるが、ダンナさんとは?
新手の呼び込みか?と思って、

振り返ると!
そこには若いネーチャンではなくて、
若いホンカン殿
が立っていた。


「何を撮ってらっしゃるのですか?私もイチガンレフが好きでねエ」
と彼は言った。
なにい、一眼レフ〜
私の頭に100lくらいの血がのぼった。
私が手にしていたのは、
ポケットサイズのデジタルカメラ
だったのだ。

君のもっているイチガンレフは何か
と質問をしたら、
ニコンですと言う。


ニコンの何という機種なのだ
とタタミかけると、
彼は口ごもってしまった。

アヤシイ私と若いホンカン殿は、20分ほどの熱い会話を楽しんだ。いわゆる職務質問を受けたのだ。
もっとウマクやってよねホンカン殿。

ホンカン殿との熱い会話にうしろ髪をひかれながらもその店に向かった。


店構えがよい。

看板に花札!なんともめずらしい。

なかに入ると50年ほどの年数がたったと思われる黒い板戸や格子戸が美しい、
店の半分は。


何といっても客がよい。近所の方たちだろうが、
「そこにあるモノで飲む」
とゆう感じで、
やれカニやサシミがほしい!などとワガママはいわぬ。
ましてサラダなんて言葉なんか知らん!      

                

私はイワシとハツとゲソの残り物ゴッタ煮と
ママカリたまねぎ添えを頂いた。
イワシとハツとゲソなんて取り合わせがスゴイ!
煮物は甘からく醤油で煮てありおいしかった、煮かたがうまいのだろう。

西日の入るカウンターで飲む一杯の
ビールは格別だ。

お腹がすけばうどんもそして
インスタントラーメンもあるでよ。