饂飩店店頭帰還的釦

 

 

まんじゅうふかし

 

 

メールからFax送信しようとしてうまくいかないのでいろいろやっているうちに、パソコンのメール機能の一部を誤まって削除してしまったようで、この2日ほどメールが使えませんでした。専門家が来てくれて元に回復しましたが、フォルダやファイルの一部だけが削除されているので、再インストールの仕方がややこしかったようです。それでも30〜40分で直してしまいました。まるで現代の魔法使いです。

メール以外は作動していたので、インターネットで「電六」の管理人の日誌は読んでいて、昨日、ある部分(12月14日付け日誌)に触発されて面白い連想をしたので、今日いざ、メールを出そうとして、はっと気がつくと、残念、忘れてしまってる!なんということでしょうか…

1999/12/14(火)
ボボ・ブラジルとブリジット・バルドー

昔、ボボ・ブラジルというプロレスラーがいて大好きでした。日本国内を移動巡業中「ボボ」というのが、口にするのを憚られる言葉になっている地方があり、あわてて「ポポ」に変えたが手遅れだった…というのは有名な話です。

中学生時代「ビバ!マリア」とかいう映画を見て、登場するブリジット・バルドーの可愛らしさにクラクラした覚えがあります。その後、彼女の愛称が「ベベ」であると知ったときには赤面してしまいました。静岡で「ベベ」は「ボボ」と同義なのです。議員会館で某国会議員と与太話をしていたら山梨も同じだそうです。

小学生時代、悪友が血相を変えて「図書室で凄いイヤらしい本を見つけたぞ」と言うので、放課後皆で行ってみるとその本は燦然と輝きを放って本棚に並んでいました。背の書名を見て私たちは「本当だ、イヤらし〜!」と叫びました。書名はこうです。

「宇宙はまっている」

少なくとも昭和30年代の北区立王子小学校で「はまっている」はイヤらしい言葉だったのです。今でも若い女性が「〜に、はまっている」を連発するとちょっと耳たぶが熱くなります。(当サイト:石原雅彦の日記より)

あっ、今その一部だけ思い出した。
新宿ゴールデン街の「●●●」のマダム「●●●●●●」は「まんじゅう」と言うと顔を赤らめます。 青森生まれの彼女によると「まんじゅう」は「ボボ」とか「ベベ」と同じ意味だそうです。

もう20年以上も昔、青森への出張の帰りに友人の車で十和田湖へ遊びに行ったときのこと。夜の山道で車に果敢にぶつかってきたウサギを手土産にして、途中のひなびた温泉宿で一 休みしました(混浴でしたが、わっ!またしてもその名前を忘れてる…)。その温泉のはずれに小さな築山のような丸い草の丘があり、そのてっぺんから温泉の蒸気 が出ていて、その名も「まんじゅうふかし」といい、「子宝」の湯として有名な場所なのでした。

もうおわかりですね。この草丘から出る蒸気にほどよく蒸されると、妊娠しやすくなるそうで、いわば温泉の蒸気を利用した民間伝承の不妊療法なのでしょうが、土地の人は「まんじゅうの通じがよくなる」というそうです。

「まんじゅうふかし」に「まんじゅうの通じ」!  な、な、なんと民俗的なユーモラスなネーミングでしょうか!

ちなみに、三重県熊野地方生まれで大阪育ちの小生は、子ども時代にそれぞれの土地で異なる隠語に、純真な幼心を傷つけられたり悩んだりした痛苦と煩悶の日々が忘れられませ ん。…あっ、それさえもう忘れてる……。

追伸:

温泉の蒸気で「通じをよくする」という「まんじゅうふかし」の方法は、不妊症の民間療法として各地の温泉地などに見られるものですが、これらは医学的にも一応合理的な治療 法の1つのようです。以前,炭酸ガスを利用した不妊療法のことを耳にした記憶があるので調べてみたら,やっぱりあった。

不妊症の診断・治療に、不妊の原因となる卵管の障害(卵管の狭窄や異常など)を検査する項目があり、そこには下記のような「通気療法」に関する記述があります。

通気:子宮口より二酸化炭素ガスを注入し,卵管の疎通性と機能をみる. (「今日の診断指針」/(C)1999 IGAKU-SHOIN Tokyo)

ここで注目されるのは、「まんじゅうふかし」の温泉の蒸気はたぶん二酸化炭素ガスを多く含んでいるだろうということです。ただし、蒸気が卵管まで達するほどの圧力で噴き出ているか?というような「通気」の効果に関するいくつかの疑問はありますが、まあ、蒸気で蒸されることによって「まんじゅう」の機能が活性化するであろうことを切望する心と民俗の経験知とが結びついた民間療法とでも言うべきでしょうか…。

はまボーズ軽薄,じゃなかった敬白。

(つづく)

 

 

 

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