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1.(名称)
このクラブは鮎の友釣りを趣味とする同好の士で構成する釣りクラブであり,「遊友会」と称する。
3.(活動内容)
1)鮎の友釣りという日本独自の伝統釣法の保存・継承
2)鮎の生態や習性の観察・研究
3)河川の情況(水量・水流・水温・水質など)や川相の調査,および川底の石に付着する水垢(鮎の主食となる珪藻・藍藻類)の観察
4)新たな釣法(仕掛けなど)の開発と工夫
5)釣技の習得・熟練
6)友釣り情報の収集・交換
7)野外での実践活動(主として各地の河川への釣行)
8)鮎の料理や味覚に関する実践的研究
9)鮎の活性化に関する研究
例:弱ったオトリ鮎に経皮的あるいは経口的に投与することによって,再び元気を回復させる,鮎師にとって待望久しい夢の新薬(鮎ホルモンetc.)の開発など。
4.(会員)
1)会員は同好の士として,友釣りの奥義を究めるべく,各自絶えざる試行錯誤をくりかえし,その迷妄・煩悶・痛苦を共感・共有することによって,相互の親睦と交流を深めるものとする。
2)会員はまた友釣りの伝統と格式を尊重し,その感性豊かなフィッシャーマンシップを発揮して,河川を愛し,河川を守り,自然と人間との親和的共存を図るものとする。
とくに河川の浄化などの環境保護には,釣り人として細心の注意を払い,マナーを厳守するものとする。(弁当の殻や仕掛け類などのゴミを河川に投棄するのは言語道断のマナー違反であり,即除名処分とする)
3)会員は,いわゆる職漁(職業としての釣り)ではなく,あくまでも遊漁(趣味・スポーツとしての釣り)をし,アマチュアの釣りの本義を守るものとする。
6.(例会)
1)世に「100日の鮎」という。かくも短い鮎のシーズンには,各自で野外での実践活動にいそしむものとするが,数回の合同釣行会を開催する。
2)鮎のオフシーズンには,主として鮎の生態・習性の研究,釣法の開発・工夫,各種の情報分析などの学術的活動を行なう。
7.(特別例会)
「出陣式」:シーズン最初の釣行前に行なう。これは神武天皇が鮎を放って戦いの勝敗を占ったという『古事記』の記述に由来する古式ゆかしい儀式である(ちなみに「鮎」の字はこれに由来している)
「鮎供養」:シーズン最後の釣行後に行なう。これは鮎師にとって短くも熱い夏の最後を飾る最大の行事である。釣りを楽しませてくれた鮎を供養し,鮎に感謝と祈りをささげる由緒ある祭礼であり,鮎師のやさしい心意気をあらわす儀式でもある。
8.(会員間の礼節)
1)友釣りは礼節とマナーを重んじる釣りである。したがって,会員は相互に相手の釣り人としての人格・信条・技術を尊重し,正しい礼儀とマナーをもって交流するものとする。なお,そうした態度のごく自然なあらわれ(?)として,お互いに相手を,「師匠」「名人」「先生」などの敬称で呼び合うものとする。(*覚書1参照)
*覚書1
●これらの敬称は,本人の自発的・独断的名乗り宣言によって自動的に決定するものとする。つまり,会員は自らにふさわしいと思われる好みの敬称(例:「名人」「達人」など)を自由に選んで自称できる。また,会員は相互に相手の敬称を尊重し,会員間では必ずその敬称で呼び合うものとする。なお,敬称の名乗りについての異議申し立ては不可である。
●この敬称はいつでも変更できるが,同じ敬称が重複するときは,先に名乗った者に自称権が独占的に与えられる。
●会員間でお互いの敬称を尊重し合い,「マエストロ(巨匠)」「名手」「達人」などと呼びあうのも,なかなか奥ゆかしくてよろしい。
2)会員は,いたずらに釣果(釣りの成果)を競い合うような,軽薄な言動は厳に慎むものとする。よく釣れたときにもさり気なく,「まぁまぁ」とか,「そこそこ」などの含みのあることばづかいと抑制的態度が望ましい。また,釣れなかったときも,「形見た程度」とか,「……」(無言)というような毅然とした余裕ある態度を保ちたい。(*覚書2参照)
*覚書2
●釣果は気まぐれな自然の森羅万象に大きく左右されるものであり,釣果の良し悪しが釣り人の上手・下手を反映するとはかぎらない。会員は,釣果と釣り人の腕前との相関はついに永遠の謎である,と肝に銘ずるべし。
●釣果はまた釣り人のアイデンティティにかかわるきわめてデリケートなものでもある,と心得るべし。ゆえに,「ボーズ」「オデコ」「タコ」……などの「釣果ゼロ」を指すことばを,相手にむかって皮肉っぽく投げかけたりするような言動は許されないし,そうした非礼は慎むべきものである。ただし,本人がヤケクソで,あるいは自虐的に言うぶんにはいっこうにかまわない。礼節とマナーの基本に立てば,そうしたユニークな言動もまたなかなかに味わい深いものである。
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