饂飩店店頭帰還的釦

 

 

「黒米」はネコ缶を招く?

 

一昨日,いつもの飲み屋「●●」で,異様なる「黒ゴマ」入りサラダを出された。その硬い固い,でも味わい深い食感にびっくり。何気なく食べた客,歯が欠けた客,入れ歯で噛んでなんともなかった客どもが,「何だ!こりゃ?」と大騒ぎ。
現物を見せてもらうと,まさにつやつやと黒光りする粒状でゴマみたい,ただゴマにしては粒が大きい。
どうもこれはゴマじゃなく,穀類じゃないか?
アワ(粟)だろう,いやヒエ(稗)だろう,
いやいや「赤米」じゃ,
こんな真っ黒な「赤米」があるか?
じゃ「黒米」だ,
「黒米なんて聞いたことないぞ」……
などなど,それぞれが薀蓄を傾けても,よくわからん。

そこで,コップ1杯分ほどを分けていただいて持ち帰った。家で白米に混ぜて炊くつもりだったが,家には玄米しかないことを思い出して,帰り道,友人のカメラマン川上哲ちゃん家にTel。
「哲ちゃん,ちょっと飯炊かしてくれない?」
「いいよ」
というわけで,川上家に押しかけ,白米に混ぜて炊いてみたという次第。以下はその顛末記。


川上(猫番人)哲也&川上(はったいこ)京 様

先日は夜分に突然押しかけて,飯を炊かせていただき,ありがとうございました。夜分にもかかわらずこころよく迎え入れ,ほろ酔いの小生のお相手をしていただき,感謝します。

当夜持参したあの真っ黒けの不思議な「粒状の物」は,「赤米」だとか「古代米」だとか,いろいろ出ましたが,その正体はまだ判然としません。サラダにしたり炊いてみたりと試食して,みんなで意見一致したように,決して「黒ゴマ」ではなく,おそらく「赤米」の一種だろうと思います。有機農法の農家から送られてきたもので,「ごま」という札が付いていたそうですが,何かの間違いでしょう。いま,生産者に問い合わせ中です。

ところで,あれこれ話し込んでいるうちに,ふと気がつくと午前1時を過ぎていたのには,ホントびっくりしたなあ・・・・・・。
無事にタクシーで家にたどり着いたけど,いつも肩にかけているズタブクロ状のかばんが重くてかなわん。
なんでこんなに重いんやろ? 
やっぱり歳とともに肩の力も衰えたんかいな・・・
などと独り言を言いながら開けてみると,なんと,重いのも道理,大きなネコ缶がごろごろ出てきたので,一瞬唖然とした。
なんや? これは! いったいどうした……???

どうも帰り際に,(はったいこ)京さんが,
「うちの猫が食わないから,持っていって」
とかなんとか言いながら,押し込んだような記憶があるような……。

うちの猫が食わんようなネコ缶,俺んちの猫が食うかい!
まぁ,初めての銘柄なら食べるかもしれんけど,すぐあきちゃうからなぁ……
と,ぶつぶつ言ってると,寝ぼけ顔で起きてきたかみさんが,
「外ネコにあげるから」
と言う。彼女は通勤途中の空き地に集まるノラネコに,朝夕エサを運んで,いまや有名な「ネコおばさん」と化しているのであった。

というわけで,このネコ缶は外ネコ用に供されることになりましたとさ。 めでたしめでたし。以上,お礼とご報告を申し上げます。

(はまボーズ)

 

(つづく)

 

 

 

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