饂飩店店頭帰還的釦

 

 

【回文講座】
Part中国編

 

 

中国語では、「回文」とは、漢字の表記によるいわば「回字」のことアルヨ。 漢字の国アル、こりゃ当たり前のことアルネ。
イ− ワカル? サンス−ウ−リュ−チ−パー! などと差別的な「言語もどき」を使ってはいけない。
さて、以下はわが年来の友人にして、かつての回文仲間でもある中国通の「中尾の哲ちゃん」作。過日、例によって酒の席で、昔(はや20数年も前)のお互いの回文狂ぶりを振り返りながら、最近の石原某などの、回文ならぬ「回句」あるいは「回語」類を紹介したところ、「なんという低レベルか!」と嘆くことしきり。そこでただちに即興で作文し披露されたものなり。
なお、彼は独学で、中国語を読み・書き・話せるのである。正しいかどうかは知らないが、通じることは、以前、訪中団に同行した折に、確認済である。
なかなかにオリジナリティがあり、テッちゃん、腕は落ちていないね。

上 海 自 来 水 来 自 海 上
シャンハイ ツ−ライ シュエイ ライツ− ハイシャン 

意味:上海の水道(中国語で「自来水」)は海上より(「自」)来る(引いている)。
その時、同席していたもう一人のテッちゃん、川上哲也氏は、怪作「戒め姉妹」以来、いつも訳のわからん回文もどきをひねりだす異才であるが、この「中尾の哲ちゃん」の鮮やかな即興の作文ぶりに脱帽し、自己の無能を嘆くことしきり。
そこで、はまボーズすぐさま詠める慰め回文。

哲、泣くな、泣くなって!
テツ ナ ク ナ ナ ク ナッテ

これを聞いて、川上テッちゃん、さらに泣く。

かように、俳句における連句のように、即興での回文のやりとりは、文化的香り高きものなのであるぞ。おのおの精進されよ。

(つづく)

 

 

 

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